江戸川区議会には、５つの常任委員会と4つの特別委員会があります。（現在、時限的に「収賄事件に関する原因究明・再発防止対策特別委員会」も設置中）
今議会では11本の区長提出議案が諮られますが、江戸川区の場合、教育のことでも、福祉のことでも、環境のことでも、すべての議案が総務委員会で審査されます。議案には予算を含むものが多い、また、区長が必ず出席する、といった考えから、現状のままで推移しているのです。
30もの議案が出されたときでも同様で、わずか2時間程度で審査は終了。こうした議案審査について、私たち江戸川ネットは、それぞれの分野ごとに各委員会で慎重に審査すべきであると主張しています。
議案を専門の各委員会に振り分けて、それぞれの委員が十分な調査研究をした上で結論を出すことこそ、議会の活性化につながり、ひとりひとりの議員の質の向上にもつながります。当たり前のことだと思うのですが、現状維持を主張する会派もあり、足踏み状態。こんな状況は、23区の中では、江戸川区を含む2区だけなのに。
行政は今日、新しい手法をさまざま検討して、コストの削減も図りながら新たな行政サービスを展開しています。議会も変わらなきゃ！ そのためには、行政サービスに対する厳しい目線を、区民の方々が区議会のあり方、また、ひとりひとりの議員の議員としての働きぶりに向けることも大切だとつくづく思います。