新成人になられたみなさんへ

政治に若者の意志を反映させよう

昨日は江戸川区成人式に参加しました。区内で新成人となった方は昨年より284人減の6195人。区の人口統計によるとあと8年ほどは減少傾向ですが、今年の12歳児からはまた6200人台と再び増えていく傾向にあります。

成人になって得るものといえばやはり選挙権。
今年4月には東京都知事選挙に続き、統一地方選挙があり、また7月には参議院通常選挙も行われます。選挙といえば、国政に目がいきがちですが、全国的に見られた官製談合や知事の逮捕、また、江戸川区においても公務員の質が問われる収賄事件の発覚など、市民を裏切る事件が相次いだことから、自治体はどこも「市民に信頼される自治体」に向けた改革が求められており、その意味において、地方選挙はますます重要になってくるのではないでしょうか。
今後の選挙においては、生活者・納税者の視点に立つ行政サービスをする首長や議員を選び、税金の使い道とその結果の公表、また十分な説明責任、そして、市民参加を広げる自治体にしていくことが望まれます。間違っても、旧態依然の感覚しか持ち得ないリーダーや議員を漫然と選ぶこと、すべてをこれまでどおり誰かにお任せする、といったことは避けなければなりません。4月の統一地方選挙はその選択をする選挙といえます。
 
成人になられたみなさんは、まさに21世紀の主役。これからの人生をどうしていきたいのか、どうなれば心豊かな生活がおくれるのか、自ら考えて意志表明をしなければ、自分たちじゃない、別の世代のひとたちにみなさんの今後が決められてしまいます。

昨年の夏、娘が読んでいた「少年は戦場へ旅立った」(ゲイリー・ポールセン)を私も読みました。「もしも実際に殺し合いをする人間、実際に死ぬ人間がすべてを決めることができるなら、戦争なんて起こらないだろう。」南北戦争に人生を翻弄された主人公の思いです。

過去の投票率を見ると、もっとも低いのが20代前半で、特に男性。これまでの社会に決定的に欠けていたのは若者の意志。ということは、若者の意志が反映されれば、政治は変わるということ。
選挙権を獲得したみなさん、ぜひ投票行動を起こしてくださいね!