小児救急医療、拡充へ

「保健所運営協議会」報告①

→「チャレンジ・ザ・ドリーム」の視察で区立篠崎幼稚園を訪問。久々に幼稚園児と触れ合って楽しかった。(1/23)

今日は年に一度の「保健所運営協議会」に出席し、区の報告と共に医療現場の方々から貴重なお話を聞くことができました。
 
その中でも子育て世代にとっての嬉しいお知らせ。19年度から休日診療体制がさらに拡充されます。これまで5月の連休と年末年始にしか開設されていなかった固定式診療所が、一般休日でも医師会館に開設されることになりました。小児科は内科医ではなく必ず小児科医が診療にあたることにしているため、小児科医の診療を必ず受けられる体制がさらに整うことになります。
 
夜間診療も、江戸川区では内科と小児科については夜の9時から翌朝の6時まで毎日実施していますが、実はこのサービスは都内では唯一江戸川区だけ。夜中の容態の変化に対応してもらえるシステムがあるのは心強い限りです。

一方で、先日の江戸川ネット主催の「それゆけ!タイム」では、必要以上に救急医療に依存する家庭が多いという指摘も。都会の子育てはとかく孤独になりがちで、その分不安も強くなるでしょうが、「その程度なら家庭で安静に」といったアドバイスが受けられる24時間体制の電話相談を開設するなどして、不必要に救急医療に頼ることがないようにしていくことも大切では、と考えます。

区民にとってはありがたい充実策ですが、区内の小児科医は29。対して区内の年少人口(14歳未満)は97490人と23区ナンバー1。小児科医の過重労働が心配されます。小児科は小児科医が、という対応は住民要望を受けてのことですが、小児医療は、専門でなくても基礎的な小児外来に対応できる地域の診療所を増やすなど、プライマリケア(第一次診療)の充実と、専門病院との連携と適正配置で医療の空白地域をつくらない、といったことも大事ではないか、と考えています。

この冬はインフルエンザとは無縁かと思いきや、昨日初めて区内の学校で学級閉鎖になったとの報告も。受験を控えているみなさんは特にご注意を!