こだわって地域、こだわって生活者

二期目へのチャレンジです②

初めて議会に入って感じたこと、それは、議会が慣例にしばられているということです。行政が新たな手法でさまざまなサービスを展開しているのとは対照的です。
委員会は執行部対議員という形ですすむので、議員同士が討論をするということがありません。昨年から広く報道されている「政務調査費」についても、その使い道に不透明さが残ることは多くの方がお感じのことでしょう。江戸川区議会もようやく条例を改正し、議会として統一のルールを持つことになりましたが、まだ十分とはいえません。議会改革を着実に実行し、身近で、開かれた議会にしていかなければなりません。
「議会を変えなきゃ!」と思っている人が議会に入ることが不可欠だと実感します。

教育格差が社会問題となっている中で、公教育のあり方を見直そうと、ネットとして初めて義務教育に関する政策を打ち出しました。子ども時代を豊かに生きて、大人も子どもも社会の一員として尊重されるまち、そして平和を次の世代につなぐために、命・自然を大事にするまち、江戸川をみなさんとつくっていきたいと思います。

高齢者の方、障がい者の方をとりまく福祉の現場が後退していますが、当事者の声を反映させたしくみに立て直していかなければなりません。女性のことについては「産む機械」ならぬ、チャンスとしての産む機会、育てる機会、そして働く機会を、豊かな生活のために積極的に選べる、そんな環境を広げていきたいです。

そのためには、これまでサービスの提供者とされてきた「行政」と、受益者とされてきた「市民」がぱっきりと分かれない、市民参加のまちづくりを強めていくことが大切だと考えます。スポーツにたとえれば、真ん中のネットで分かれるテニスやバレーボールではなく、それぞれがピッチのどこを走り回ってもよくて、ゴールを守るキーパーが行政のセイフティネットともいえる「サッカー」のようなまちづくりではないかと思っています。食べ物でいえば、ごちゃごちゃだけれども、食べればおいしくて満足する「もんじゃ焼き」でしょうか?

15日に告示となる後半の統一地方選では、生活者や納税者の視点に立った改革を目指す首長や議員をしっかり選び、税金の使い道とその結果について十分な説明責任を果たすこと、住民参加を強める自治体にしていくことがとても大切になると思っています。

その実現のために、私、いなみや須美は区議会議員二期目に挑戦します。
あくまでも地域と生活者にこだわって、地域力・市民力を結集し、みなさんとともに安心・共生のまちをつくっていきます。