人の健康、安全、そして世界環境のための「食」のあり方

2007年5月21日 10時09分 | カテゴリー: 環境

「ダーウィンの悪夢」を観て

遅ればせながら観ました。『ダーウィンの悪夢』を。環境NPO「足温ネット」の呼びかけで。

「タンザニアはEUや日本に向けてナイルパーチという白身魚のフィレを輸出している。日本ではスーパーなどで切り身や西京漬けとして売られ、学校給食にもよく使われる食材。フィレが経済大国に空輸される一方、地元住民が食べるのは残った頭や骨。漁業によって富めるのは一部の人。蔓延する貧困から売春、エイズ、ドラッグ、ストリートチルドレンといった悲劇の連鎖が生み出される。肉食のナイルパーチは湖の生態系をも破壊。復路の輸送機には、大量の武器が積み込まれている・・。ダーウィンは『進化論』の中で『環境に適応するものが生き残る』と説いたが、自然界の営みを壊すナイルパーチは果たして真の勝利者か?」

私が生活者ネットワークの議員をしているきっかけは、同じ運動グループであり、これまでの活動の母体である「生活クラブ生協」の組合員だったこと。今回の選挙でも打ち出した「食べることは生きること。食の安全を守ります。」は、生活者ネット運動の原点です。

安全・環境・健康を第一に、主役を組合員とし、同時に、消費材(利益を生み出す目的の商品とは違うのです)をつくる生産者の生活をも保障する考え方で、需要と供給のバランスをとる。輸入食品が巷にあふれる中、自給自足・地産地消をモットーに、原料はあくまでも国産にこだわる。このスタンスが国内のみならず、世界の農業・漁業を守ることにも。

私たちの運動グループでは、『私の食が世界・地球をつくる』をテーマに地域の小中学校で総合学習のお手伝いもしています。フードマイレージや食料自給率、食品の廃棄量に表れる食生活の実態、世界の飢餓の状況、遺伝子組み換え食品問題などを取り上げるのですが、子どもたちからは、食料問題の解決に向けて「残さず食べる」「無駄なものを買わない」「生産者と消費者の相互理解」「食べ方・捨て方を規制する法律づくり」など、建設的な意見がたくさん出されてきます。

『食育』が見直されている今、つきつけられている悪夢のグローバリゼーションを、大人がしっかり投げかけ、解決につなげていかなければならないと改めて感じます。

↓「コミュニティスクール・まちデザイン」による「総合学習」の様子