ネットの提案で委員会発議の意見書採択

第一回定例会報告①

→福祉の現場で活躍している地域のNPOの方々と介護保険制度についての学習会を。(3/2)このときの意見交換から認知症ケアコミュニティ体制の質問につなげました。右から二人目が私。 
  
  36日間の日程で開かれていた第一回定例会が25日、閉会となりました。
 今年度施行の改正地方自治法では、常任委員会の議案提出権が認められたことから、私が所属している「生活振興環境委員会」において、この行使を提案し、「廃プラスチック資源化における拡大生産者責任を求める意見書」が委員会発議で上程され、全会一致で採択されました。江戸川区議会では初めてのことです。
  ごみを順調に減らし、その費用削減に努めてきた江戸川区ですが、2008年度は廃プラ資源化費用として7億2200万を一般会計から拠出します。大量のプラスチックを徹底分別して資源化をすすめれば、さらなる負担増となることから、自治体によっては安易な焼却に流れてしまう懸念もあります。23区のごみ政策の転換は、都と国が示した方針に基づくもの。23区は「拡大生産者責任」の確立をこれまで以上に国に強く求めていくべきです。
  
  ちなみに、江戸川区で分別される廃プラスチックは、今年度まではプラスチック製品に再商品化するマテリアルリサイクルが行なわれていましたが、今後1年はケミカルリサイクルとなり、高炉還元剤として利用することが決定しています。初めから燃やすか、最後に燃やすかだけの違い? みなさんはどう思いますか?

  再商品化事業者の決定は、容器包装リサイクル協会の入札によるもので、区が関与できるものではありませんが、分別の努力をする以上、やはりマテリアルリサイクルで再商品化していきたいものです。