区の油田を開発せよ

2009年3月23日 22時55分 | カテゴリー: 環境

2009年度予算特別委員会報告⑪

環境費では3つのテーマを。まず、地域における地球温暖化対策として注目されながらもピンチに陥っている「えどがわ油田開発プロジェクト」について質問しました。

このプロジェクトは、区、えどがわエコセンター、事業所、NPOとの協働事業。使用済み食用油を回収、BDFとして生まれ変わらせ、バイオディーゼル燃料として利用できるサイクル・システムを作ろうというもの。2006年12月に立ち上がりました。ここまでのところ、区外の食品会社から大量の廃食油を譲り受け、それをBDFに加工して、パノラマシャトルや運送会社の車両の燃料として利用。月産で1万リットルになり、月90万〜100万円ほどの収入になっていました。ところが、廃食油を有料で取り引きする動きが広まり、その食品会社からも有料での買い取りを求められ、そうなれば採算割れしてしまうことから、やむなく引き取りをやめたことで、月産量が半分にまで減っています。さらに、原油価格が一時期の高騰から下がり、現在軽油1リットルあたり95円ほどに。このためBDF販売価格も下げざるを得ず、販売の方も厳しい状態が続いています。

プロジェクトとしては、月産1万リットルに回復させるため廃食油の提供先となる油田を開発しなければならないと同時に、BDFを使ってくれる事業者を改めて探さなければならない状況になっています。プロジェクトがようやく軌道に乗ってきたところのできごとであり、この事業を継続していくための対策を早急にとる必要があります。

まず、区がすべきことは、この事業におけるCO2削減効果を評価して公表するなど、地球温暖化対策としての有効性を周知すること。その上で、学校、保育園給食や区の施設に入っている飲食店の廃油の回収を拡大するのはもちろんのこと、自治会・町会レベルでの拠点回収の実施を呼びかけたり、BDF利用事業者募集の呼びかけなどを積極的にすすめていくべきです。

このプロジェクトは、国のモデル事業として、農林水産省から5年間の助成を受けていますが、助成期間だけうまくいった、ということにしてはなりません。江戸川区での取り組みが今後の国の取り組みを左右するのです。廃油の回収と利用業者のルートをうまくつくれるよう区が強いリーダーシップを発揮していくべきです。