新春、若い力が飛躍する

新年のイベントから

 5日午前、江戸川区の新年賀詞交歓会が開かれ、区内各種団体代表の方々をはじめ、約1000人が一堂に会しました。区長と、柔道金メダリストの谷本歩実さん(当時江戸川区在住)の新春さわやかトークの映像、東京都のコンクールで2年連続金賞を受賞している南葛西第二中学校吹奏楽部の生演奏を楽しんだ後、式典、そして、交歓会と続きました。

 国の状況は混とんとしていますが、自治体には自治体の役割があり、需要の増える公共サービスを中断するわけにはいきません。江戸川区の人口は昨年4月時点で、68万人を超えましたが、今後も増加の見通しです。特別養護老人ホーム、障害者施設、保育施設なども新設が見込まれ、教育分野においては、月2回から年4回までの範囲で、土曜日の授業復活が検討されているところです。
 
 さて、谷本さんと区長の新春対談は「スポーツの力で未来を育てる」をテーマとしたものでした(「広報えどがわ」の新春号にも掲載されています)。思い通りの結果が残せなかった時分に江戸川区に転居したが、良い環境の中でトレーニングができ、それが成果につながったこと、外食すると「これも食べてって」と注文しないものまで出してもらったこと、また、江戸川区の子どもたちはとても積極的で、それが夢をつかむ大きなきっかけなので期待している、など、心温まるトークが次々と披露されました。

  谷本さんは、朝6時から葛西臨海公園でランニングしていたそうですが、「走っている方々が自分に気づき、追い越したり追い越されたりするのだが、最後は現役の自分を抜いて行ったりした」というエピソードも。

  お正月、箱根駅伝を楽しみにされている方も多いと思いますが、その臨海公園をはじめ、江戸川区で練習を積んでいた3人の選手が大活躍したことをご存じでしょうか。
 今年18年ぶりの総合優勝に沸いた早稲田大学で、一年生ながら一区区間賞の力走で魅せた大迫選手、優勝インタビューで「お前が4年の時に優勝できるチームをつくる、と監督に誘っていただいた」と感無量で語った8区の北爪選手、また、日本体育大学でやはり8区を力走した筱嵜選手は、子どもの頃、清新町JAC(JUNIOR ATHLETIC CLUB)で練習に励んでいました。同僚の新村さんが以前親子で参加していたランニングクラブですが、今や全国レベルの選手を多数輩出する強豪クラブに成長しています。

  また、今回、江戸川陸上競技場も会場となった全国高校サッカー選手権で勝ち上がっている千葉代表・流経大柏高の6番・八角選手(DF)は臨海小の卒業生で、やはり地元のフレンドリーFCで育った選手です。10日の国立競技場決勝戦でもぜひプレーを見たいものです。

 そして、女子バレーボール世界選手権で昨年、悲願のメダルを獲得した全日本代表・井野選手は平井南小の卒業生で、私も親子でお世話になった小松川ジュニアバレーボールクラブ出身。今年も大活躍してくれることでしょう。