「ポスト311えどがわ」の取り組み

被災時の課題を江戸川で語り合う

  今日は、江戸川ネット事務所の隣りにある市民活動の拠点・小松川市民ファームで「ポスト311えどがわ」の集会がありました。

 江戸川ネットが日頃連携している「江戸川子どもおんぶず」が、「毎月12日をポスト311の議論の日にしよう」と呼びかけ、今日第一回の集会がもたれたものです。昨年、「江戸川子どもおんぶず」が実施した「江戸川子どもの虐待防止キャンペーン」のアンケート集計作業や報告会に参加して以来、この間の選挙を経て、「おんぶず」企画への参加は半年ぶりです。

  まず、同事務局長の青木さんから、先月末、内閣府の「女性に対する暴力に関する専門調査会」を傍聴した報告がありました。

 生活者ネットワークでは、阪神淡路大震災における性暴力についての事実を確認しており、震災時の大きな課題と認識してきたところです。

 しかし、今回の東日本大震災に関連した女性に対する暴力、強制わいせつなどについては、実態の把握がされていないとのこと。また、被災時、女性に家庭的責任が集中することも問題視されてきたこと。私たちは、避難所運営をはじめ、災害時のあらゆる場面に女性の視点の必要性を訴えてきており、国も復興段階における男女共同参画体制の確立を謳っていながら、「東日本大震災復興構想会議」の女性メンバーは内館牧子さんひとり。委員は15人もいるのに、です。

 男女共同参画社会の実現は、21世紀のわが国社会を決定する最重要事項である、と法にも明文化されています。「女性をめぐる諸問題を解決するため、地域、防災、環境その他の分野における男女共同参画を推進する」。これを掛け声だけにとどめてはなりません。