放射線量測定・求め、求められる江戸川区のバランス感覚は?

2011年7月2日 23時20分 | カテゴリー: 環境, 防災

区議会の陳情審査に注目しよう

 第二回区議会定例会の代表・一般質問では、すべての会派から、区としての放射線量継続実施を求める意見が相次ぎました。江戸川ネットの新村さんも2日目に一般質問に立ち、区民の不安の声をもとに、以下4点質問しました。

① 子どもたちの内部被ばくにつながるおそれのある学校給食に関して、アトランダムな抜き取り調査で食材の放射性物質検査をして公表せよ。
② 区の広報紙やHP での放射線に関する周知は、あくまでも外部被ばくに関してであり、内部被ばくのおそれについては説明していないことから、正確な情報提供を。
③ 23区に21ある清掃工場のうち、江戸川清掃工場での飛灰中の数値だけがなぜ国の基準を上回るほど高いのか、工場付近の空間放射線量が都内でもなぜ高いのかについて、江戸川区はどう分析しているか。
④ 低線量被曝は日本社会も初めて経験することであり、未知の世界。被曝を未然に防止し、子どもの健康を守るため、また、放射能汚染への不安を解消するために、放射線量測定を継続実施し、データを持ち、公開すること、これが今区としてできうる対策では?

 前日から集中した継続測定については、終始一貫、現状に問題はなく、これ以上の調査より、正しい知識を持つことが大事、といった姿勢。一方で、江戸川清掃工場周辺の空間放射線量についても問題なし、としながら、工場を所有する東京23区清掃一部事務組合(以下、清掃一組)に対しては、継続した調査を求めていく、と答弁しました。

 江戸川清掃工場からの放射能汚染について、安全レベルと判断しているなら、区民要望への区の対応に照らせば、これ以上の測定を求める必要はないのでは?と言いたくなるというもの。江戸川区が清掃一組に継続測定を求める姿勢は、とりもなおさず、江戸川区民が江戸川区に継続測定を求める姿勢とイコールのはず。江戸川区は、測定を求める立場であり、求められる立場。なのに、この判断、このバランス感覚のなさといったら・・。
 
 江戸川区議会には現在、放射線量測定に関する陳情が7本出されています。5日から各常任委員会で審査が始まりますが、住民代表として選ばれた議員たちが、区民からの政策提案を審査し、「区議会」としての判断をしていきます。一般質問は、議員対区長ですが、議会審査は議員間でなされるもの。区長がどう考えていようと、議員は議員の考えに基づき、議員同士熟議を展開し、区民要望が実現できるよう力を発揮してほしいと思います。

 議員も区長も、有権者に直接選ばれていますが、区長1に対して議会は44。より多くの住民の意見を反映できる強みを持っているのは議会なのです。ぜひ注目していきましょう。

 ネットの質疑の詳細については、近日中に江戸川ネットのHPに掲載します。