スーパー堤防、協定より法律が優先~公共事業改革市民会議が江戸川区と交渉①

2014年4月23日 12時18分 | カテゴリー: スーパー堤防

 21日、公共事業改革市民会議が北小岩当該住民と共に、区土木部・篠崎まちづくり事務所において、区画整理課との交渉を行いました。参加者は、橋本良仁代表をはじめ7名。第4回公開質問書への回答に関し、詳しい説明を求める中で、先だって区が示した直接施行に関連する姿勢についても質疑応答がなされました。 

①3億円の予備費のうち、1億円が充当される、との報道について

質問)話し合いをすると言いながら、この段階でこうした措置を講じるのでは、話し合いをする気があるとは思えない。

回答)残っている建物すべてについて行ったとしたら1億円ほどかかるということであり、必ずそうするということではない。平成28年5月には造成を完了させるとみなさんに約束している。逆算すれば、この7月が期限ということになる。このまま平行線であれば仕方がない。(除却して仮移転した)契約者に申し訳ない。 

【市民会議意見】今でも半年以上遅れており、少なくとも1年遅れるのは必至で、「28年5月」はすでにありえず、その予定に固執するのは現実的でない。見切り発車をせず、ここは誠意を尽くすべき。 

②土地区画整理法に基づく事業計画が変更されていないことについて

質問)スケジュールが遅れてきたのは、きちんとした計画にしていないこともあるのではないか。今の計画では区が盛り土することになっており、この変更がされない限り、国は築堤できない。協定より法律が優先であり、着工は変更手続きが完了する来年以降になる。

回答)ここでは答えられない。改めて文書質問していただき、文書で回答する。 

【市民会議意見】行政は法律に従い、「法第何条に基づき」と明確に説明してもらわなければわからない。現状、国は手を出せない。やれるはずがない。その苦しさは忖度する。遅延は、そもそも丁寧な合意形成を行わず、スーパー堤防ありきで推進してきた区の責任である。反対住民がいるから遅れているような言い方はおかしい。移転した方々も含め、計画変更手続きが遅れ、事業が長引くことを文書で通知してはどうか。なぜ、計画変更を行ってこなかったのか。法律に基づくことは行政の基本であり、明らかに区のミスだ。 

③盛り土の安全性について

質問)この回答では依然として疑問は払しょくされない。河川事務所同席のもとで、説明をしてほしい。

回答)盛り土で事故が起きており、裁判でも盛り土について多く取り上げられていた。住民の方々は不安に思うだろう。八ツ場でも地滑りが問題になっている。住んでもらう方に納得のいく十分な説明をしていきたい。

【市民会議意見】区は本来、区民が安心し、喜んで住めるために区画整理をするはずだ。しかし現状は、スーパー堤防による盛り土のために不安が増大している。さらに、荒川の東電跡地でスーパー堤防化されない決定がされたことにより、矛盾した事業であることに不信が募っている。回答書で答えきれていない部分を埋めることをしてほしい。

  なお、同21日午後、参議院決算委員会にて、本件事業の問題点を取り上げた田村智子議員の鋭い追求に対し、太田国交大臣は「これは江戸川区が当事者だが住民の理解を得ながらやると理解している」と答弁しました。会計検査院・堀部第3局長も答弁に立っています。ぜひご覧ください。

 こちらからどうぞ→ http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php (4/21・決算委員会を選択。時間は1:52~2:18)