背水の陣~スーパー堤防一体事業で初の直接施行・初の部分盛り土

2014年7月6日 22時47分 | カテゴリー: スーパー堤防

TV各局が取材・報道を

午前、解体のための足場が組まれる

    5日(土)は、建物の解体が行われる日とあって、多くのメディアが取材に。この日は、足場を組み、屋根瓦をはずすなど、重機は使わない解体となる作業工程がすでに区から報道機関に配信されていましたが、それでもTV局は全局が取材に訪れました。土地区画整理法の規定とはいえ、いかにこの局面が大きな社会問題として認識され、ニュース性が極めて高いものであるかがわかります。

 

 直接施行3日目の当日も、住民やその支援者など60名ほどが堤防から引き続き抗議行動を行いました。この日は、今も現地で暮らす6軒のうちの1軒にお住まいで、これまであまり表に出られなかった方も参加。残った方々の中で、唯一区から、除却期限を定めた、3度めの「催告書」を受けており、区が次の直接施行を考えているお宅と思われます。

「区は、気に入らない奴は追い出して構わない、という考えだと受け止めている」と心情を吐露されました。

 この直接施行は、区画整理のためというよりも、スーパー堤防事業のため。72日付けで報道されたとおり、国は区が求め続けていた部分盛り土の実施を決定し、6月中にスーパー堤防建設の一部工事の発注を済ませています。契約の相手方は、大阪市の奥村組土木興業とのことです。部分盛り土を行うことは、住民にはまだ直接知らされてはいません。

  これまでの説明では、全体で8万㎥の盛り土を行うとしていましたが、今回の契約によれば、来年3月までに、堤防から離れた千葉街道沿いの北西角の0.4ha15千㎥の盛り土をすることに。全体の14.5のエリアを先行して盛り土を行う計画です。

 区にとって、スーパー堤防と一体事業での直接施行も初めてなら、国にとって、反対住民の家屋を避け、部分的に着手するなど、スーパー堤防事業開始以来初めてのことでしょう。

  背水の陣、といったところでしょうか。まさに、川を背にしたところに陣を敷き、退却できないとばかりに必死になっています。なりふり構わず。自らの所業によって。

 

●情報開示請求により、4/30開示された部分盛り土検討計画図はこちらから。「H25江戸川沿川堤防整備検討設計業務報告書」より(盛り土量は8200㎥で、報道された量よりは小さいものとなっている)⇒ 部分盛り土計画図