「直接施行」回避へ、篠崎では道路事業認可~スーパー堤防と一体のまちづくり事業

2014年8月5日 22時04分 | カテゴリー: スーパー堤防

 「2件目の直接施行を見定めていたが、折衝の目途が立ち、回避できる見込みである」

 本日の区議会建設委員会にて、スーパー堤防と一体の北小岩1丁目東部土地区画整理事業について、質問に答える中で、区画整理課長が明らかにしました。対象とされていた地権者の方と、「説得」ではなく、一定の「話し合い」がなされた成果と言えます。課長は、残っているお宅(4軒)についても鋭意努力するとし、「(今後の)直接施行の具体の日にちが決まっているわけではない」とも。直接施行第二弾を視野に、今年度の予備費により、すでに発注されている除却工事については、地権者の方が工事を区に委託する形をとっていくものと思われます。 

 国の治水事業「スーパー堤防」と一体的になされるまちづくり事業において、全国で初めて強権を発動することとなった江戸川区ですが、独自に「江戸川区スーパー堤防整備方針」を策定したのも全国で唯一。今回、強制執行をすでに1件行い、今後についても予断を許さない事態になってなお推進の方針で、今日の委員会では、北小岩より下流の篠崎地区において、「スーパー堤防」と一体整備される都市計画道路・補助288号線(北篠崎)が7月31日、認可されたとの報告がありました。説明資料はこちらから。区は、2008年3月の都市計画変更の際、十分説明しているとして、全体説明会は行わず、個別相談会を実施していく、とのこと。しかし、事業の全体像を知らない、また、事業に納得していない方々も多く、今回の道路の事業認可を受け、全体の事業概要や現状のスケジュールなどを改めて権利者や住民全体に説明し、意見交換すべきです。

 北小岩1丁目東部地区については、昨年5月、国交省関東地方整備局長と江戸川区長との間で「基本協定」が締結されて以来、事業推進が加速しましたが、篠崎地区については今年5月、「確認書」なる文書が取り交わされました。こちらは関東地方整備局長ではなく、同整備局河川部長と江戸川区長との間で取り交わされたものです。中身は、すでに「利根川・江戸川河川整備計画」に記載された内容をなぞっただけですが、まだたどり着けない「基本協定」に代わるものとして、事業認可取得への布石を打ち、権利者との用地買収交渉に向け、威力を発揮させようということでしょうか。6月の「まちづくりニュース」でも大々的に紹介されています。

 建設委員会には、事業推進の根拠となっている「江戸川区スーパー堤防整備方針の撤回を求める陳情」が継続審査となっています。