「きょういく」と「きょうよう」

熟年ふれあいセンター「ほっとサロン」で研修

 教育と教養の重要性は子ども、若者のみならず。
 「きょういく」と「きょうよう」は高齢者にこそ必要なのだそう。そのココロは、「今日、行くところがある」「今日、用がある」。
 なるほど・・。

 さて、20日(土)は、区が瑞江・清新町・小岩・小松川の4か所で実施している「熟年ふれあいセンター」のひとつ、清新第二小学校内の「ほっとサロン」で研修させていただきました。来月から時々、利用者さんの送迎や会場スタッフとしてお手伝いさせていただくことになっています。

 「熟年ふれあいセンター」は、介護の必要のない65歳以上の方が対象。外出から遠ざかってしまっている方々が気軽に出かけられる居場所として設けられたものです。自宅から会場までは送迎バスで。

 そこには新しい仲間をはじめ、さまざまな出会いがあります。リトミックや絵手紙、フォークダンスや太極拳などにもチャレンジしていますが、スタッフが参加者ひとりひとりの体の状態に合わせてサポートするので、無理なく楽しむことができていると感じます。

 こだわりの食材や栄養バランスのとれた手作りのランチが運ばれてくると、参加者のみなさんも一緒に盛り付けや配膳を。自分でできることは誰かに頼らず自分でする。これが高齢社会を豊かに生きる基本です。

 スタッフのさりげないサポートの中で、お互いを思いやりながら楽しく一日を過ごす—。みなさんくらいの年齢になった時、自分もこうありたい、と思わされる場面も数々。「ほっとサロン」は「今日行く」ところの最前線です。
 
 地元の小松川では3年前から団地の集会所で、ささやかながら地域ミニデイを行っていますが、「小松川ほっとサークル」という名称は、実はこの「ほっとサロン」を運営しているNPO法人の「ほっとする」「あなたをほっとかん」という考えを拝借したもの。

 「ほっとサロン」で修業を積み、これからも、人とのつながりを大切にしつつ暮らす地域づくりをすすめていきたいと思います。

*「小松川ほっとサークル」の次回日程
 
●5月30日(月) 10時から12時  セーラ小松川2階集会所にて
 
 お一人暮らしの方、家族介護をされている方、子育て中の方、日中お一人の方、障がい者の方、外国の方、どなたでも参加いただけます。参加費はお茶代100円。ほっとするひとときを過ごしましょう。お待ちしています。