生活者ネットワークの市民政治

政党とは一線を画す地域政党

 今週火曜日からはいよいよ第一回区議会定例会が始まります。私も18日(金)、一般質問に立ちます。公共事業、学校給食などをテーマにする予定です。

 一般質問のあとは、すぐに、新年度の予算特別委員会が開かれます。
 予算案については、区のHPですでに公表されていますが、私たちネットが提案してきた「指定管理者制度の第三者評価」「小規模事業所への省エネ支援」「成年後見制度の利用支援」「精神障がい者ガイドブック配布」などが盛り込まれています。

 議員の仕事はさまざまありますが、個人の利益ということではなく、市民のための制度やしくみをつくる、市民のニーズにあったものに改善していくことが重要だと思います。

 さて、国も今新年度予算の審議中です。国民が期待した新政権は、なかなかうまく舵取りができず、もどかしい思いを抱いている方は多いと思います。依然として党利党略や派閥争いを見せつけられ、政治不信に拍車をかけてしまっていることは何とも残念です。
 実は、地方議会の大部分も国会と似たり寄ったりの状況にあるように感じます。

 市民の政治団体、そして東京で唯一の地域政党である私たち生活者ネットワークは、政党政治とは一線を画し、一貫して地域にこだわってきました。1983年に打ち出したスローガン「異議あり!」は、当時の政権与党の「象」のイメージに対し、小さくても大勢の力で象をも倒す蟻をキャラクターにし、市民参加型の政治のあり方を示しました。そして、さまざまな世代が安心して暮らすことのできるまちづくりに取り組んできました。
 
 政治団体ですから、政党交付金(助成金)を受けることもなく、企業・団体献金を受けることもなく、活動は個人のカンパによって支えられています。このことも、議員の交代制と同時に、私たち生活者ネットワークだからこその政治改革、議会改革の実践であることを知っていただけたらと思います。

 1月は行く、2月は逃げる、3月は去る—。そして4月17日が区議会議員選挙告示、24日が投票日です。私個人の議会活動は残り少ないものとなりましたが、生活者ネットワークの活動は一人が何年というものではありません。江戸川で20年実践してきた市民政治を、これからもみんなの力で続けていきましょう。