荒れる気候の時代、まっとうな治水へ~「アースデイ東京2019」でアピール
20日(土)・21日(日)、今年も代々木公園に、スーパー堤防・八ッ場ダム・石木ダム建設に問題意識を持つ市民が結集。日本の治水事業の転換を訴えました。
「アースデイ東京」は、「地球のことを考え、行動する」ことをアピールする世界最大級の地球フェスティバル。多様ないのちがつながり合い、ともに生きる持続可能な社会を創ることを目指し、多様な団体が参加。大人も子どもも、さまざまな情報を得ながら楽しめるイベントになっています。車いすユーザーが参加しやすい環境整備も。
今回のテーマは「荒れる気候の時代、もうダムだけでは守れない!」。
これは、鬼怒川決壊や西日本豪雨による甚大な水害が私たちに教えてくれたこと。同じ過ちを繰り返してはなりません。多くのみなさんに日本の河川行政の矛盾をわかりやすくお伝えすることができました。
参加3年目の今年は、多彩なアーティストが登場するコンサート会場のステージにて、私たちのアピールをすることもできました。
総合司会のYaeさんからは「このような問題に対し、自ら行動、発信していることはとても勇気のあること。大事なこと。」とエールをいただきました。
高校1年の男子生徒が足を止め、真剣にパネル展示を見てくれていたので、声をかけました。友人が水害被害にあい、ダムのことを自分なりに調べたところ、「ダムによって被害を食い止められた例はないのでは」。「役に立たない事業」との結論に達したとのこと。
「治水」を大義に、上流のダムに対し、首都圏・大阪圏の下流で行うとされている「スーパー堤防」の問題点を国交省の資料も含めてお伝えすると、「避難のための高台? ありえない。国の説明には矛盾がある。」と。何のしがらみもない、若い目が真実を直視していました。