初めての代表質問

「男女共同参画社会」の実現に向けて

 第4回定例会において、私は代理人になって初めての質問に立ちました。新人の身であるにもかかわらず、市民クラブの代表として!(内容は議会サイトを見てください。)
「男女共同参画社会」実現に向けての取り組みは、東京23区の中でも江戸川区は最も遅れています。「行動計画」すらないのは、江戸川区だけ。江戸川ネットでは「男女平等」に関して、91年の設立時からずっと取り上げてきました。今回は推進体制づくりについて3つの提案をしましたが、区長の答弁は、相変わらず消極的姿勢がヒシヒシと伝わるものでした。今、世の中は先が見えない状況にあり、未来を予測することはとても難しいことです。しかし、そんな中でも、確実なこととして予測できることもあります。そのひとつが、地球温暖化をはじめとする自然破壊であり、もうひとつが少子高齢化です。江戸川区は来年度、環境問題に取り組む拠点となる「エコセンター」を立ち上げます。であるならば、もうひとつの必然の未来への対応として「男女共同参画社会」の実現にも取り組むべきではないでしょうか。2番目に質問した「次世代育成支援対策推進法」で、新たな少子化対策として、「男女の働き方」や「社会保障」の見直しを取り上げていることは、「男女共同参画社会の実現が、先進国においては少子化に対する唯一の解決策である」ということを具現化しようということに他なりません。この明白な事実を前にして、自治体・企業・家庭が、今、それぞれの立場で着実に努力していく必要があると考えています。
また、「次世代育成」の計画づくりに関しては、「検討委員会への子ども参加は別次元の問題だ」という答弁がありました。しかし、今の世の中、いろんなところで、これまでのやり方・考え方が通用しなくなっています。区の目玉となる「エコセンター」の運営は、NPO法人による画期的な手法がとられます。今までは考えられなかった、新しい方策を模索していくという点では、意思決定の場への子ども参加ということは、十分価値のあることではないでしょうか。昨年の「江戸川区中学生区議会」では、中学2年の男子生徒から「意見が検討される場に子どもの立場で参加したい」という提案があり、区長は「ぜひ、そのような機会をふやしていきたい」と答えています。「中学生区議会で答えたこのスタンスで、ぜひすすめていってほしい」ということを、二次質問で再度要望しました。