1月の活動雑記

1月12日(月) 「江戸川区成人式」参列
 私は自分の成人式に出ていないので、「成人」から四半世紀たって初めて成人式というものに参加させていただきました。「せっかく来たのだから、みなさん入場しましょう!」と入口で呼びかける係りの人。会場には来ても、中に入らず周囲で語らう新成人が多いようです。会場内では開始直前に、主催者側からやや威圧的な注意事項があり、場内のあちこちに係員がたたずんでいましたが、式はスムーズに進行しました。新成人代表のあいさつは、わが子が通う小松川第二小卒の看護師志望の女性。「自分の努力が認められないようなときには、中学時代の恩師の“どんな時も天と地は見ている”という言葉を思い出し頑張っていく」と、とても堂々と立派に豊富を述べられました。最後は江戸川少年少女合唱団とPTAコーラスのみなさんのリードで、参加者全員による「世界にひとつだけの花」の大合唱。毎年いい評判を聞く江戸川区の成人式を、今年は身をもって実感することができました。新成人のみなさん、成人といっても急に大人の自分を感じられるものではないですね。選挙のときにはぜひ投票をして、しっかりと大人の責任を果たしてくださいね。

1月16日(金) 「街づくり・防災対策特別委員会」視察
 大田区京浜島にある東京消防庁第二消防方面本部の消防救助機動部隊を視察しました。阪神・淡路大震災から丸9年が経ち、東海地震などはいつ起きてもおかしくないと言われていますが、日常的に防災を心がけている人は少ないのではないでしょうか。こちらの部隊は、国内の火災事故はもちろんのこと、海外の地震災害などにも派遣される精鋭部隊です。大規模災害などで多数の傷病者が発生した場合に、災害現場で応急救護所となる「特殊救急車」などを見学、リモコンを使って倒壊した家屋の下敷きになっている人を見つける方法や、大きな岩石を火薬で砕いて中の様子を探る方法などを実際に見せていただきました。関東大震災では9割が火災による犠牲者でしたが、阪神・淡路では、9割が倒壊した家屋や家具の下敷きになった犠牲者です。日頃から対策を講じておかなければ。

1月17日(土)「障害者イズム〜このままじゃ終われない〜」鑑賞
 脳性麻痺の障がいを持つ3人が、それぞれ自立を目指すドキュメンタリー映画「障害者イズム」を鑑賞しました。脳性麻痺の方の平均寿命は50歳と言われているそうです。40前の彼らが、こんなに一生懸命に自立生活を目指すのには、こうした状況もあったのでしょうか。障がい者施策が遅れている地元・山梨を出て、東京で自立をめざそうとする小池さんに、「せっかく障がい者に生まれてきたんだから、何かを地域に残すために頑張ってみたら?」と諭す方の言葉が印象に残りました。また、ようやく手に入れた都営住宅の、玄関のドアさえうまく開けられず、必死にドアと格闘する中込さん。このシーンを見て、障がい者ができないことをできるようにしなくてはならないのではなく(これも大切なことですが)、できないままの、そのままを受け入れる部屋があれば・・。普通の重いドアを、自動ドアにするなどの公共サービスが必要ではないかと思いました。彼女が一人暮らしの決心をしたのが、「自分でものを食べられなくなったから(寮を出なければならなかった)」というくだりには、何とも考えさせられました。アゲインストの風にめげず、明るく立ち向かう3人の姿。このまま終われないのは、当事者だけではないはずです。