「区議と有権者の対話集会」に参加

ボランティア団体「投票率を上げ政治を良くする会」が主催

 3月18日(土)の夜7時から、小松川さくらホールにて「区議と有権者の対話集会」が開かれました。これは小松川・平井地区のボランティア団体「投票率を上げ政治を良くする会」(代表幹事・鹿倉克之さん)が主催したものです。この団体は、自発的に投票にいってもらう啓発活動を行ない4年目を迎えますが、このような対話集会は初めての試み。こうした活動のために政治団体として登録もしているとのこと。当日の参加者は40名ほどで、小松川・平井在住の区議5人は全員出席、選挙管理委員会の方も出席されていました。
 
  2003年の統一地方選における江戸川区全体の投票率は42.81%。49万6千人の有権者のうち投票したのはわずか21万2千人です。小松川・平井地区は46.46%と若干高いのですが、来年の地方選ではこれを10%延ばすことを目標に活動されています。そこで、目標達成のためにはどうしたらよいか、がテーマとなりました。参加者の方からは「白票を投じることも大事」「投票する意味を伝える教育や家庭の躾の充実を」「選ばれた人は常時情報を区民に伝えるように」などの意見が出されました。

  実は私が議員になって初めて質問した項目のひとつが投票率を上げるための提案でした。最も投票率が低いのは20代前半の男性。職種別では、販売・サービス業従事者。私は、このデータに基づき、まずは対象を特化して活動するのも有効ではないか、と会の中で発言しました。たとえば、成人式での来賓挨拶は3人くらいの議員が話をしますが、議員をひとり減らしてでも選挙管理委員が挨拶をするとか、新成人が初めて投票する選挙において何かお楽しみグッズを配布するとか。また未成年の子どもを持つ若い世代の親は、選挙権を持たない子どものこともよく考えて投票する、そして投票行動する姿を子どもに見せることが、自覚のある有権者を育てることになるのでは、との考えも示しました。当日に大型スーパーなどで、投票を呼びかけるアナウンスを行なう、乗降客の多い駅に期日前投票所を設けるなども有効ではないかと話しました。

  そしてこの「投票率を上げ政治を良くする会」のようなさまざまな市民活動が、自治体にもある事業に「こんなやり方もありますよ」ということを示して、自治体も巻き込んで社会的に意義のある提案をして協働していく、ということが市民力を高め、それがまた投票率アップにもつながっていくのでは、と改めて感じました。