1日(土)、荒川区で行われた、非常勤職員の処遇改善を求める全国集会に参加。会場は入りきれないほどの人であふれ、官製ワーキングプアの実態、その処遇改善のための取り組みなどが各自治体ごとに報告されました。同一価値労働における均等待遇は私たちの主張。江戸川区における実態に照らし、今後も質問につなげていきます。
3日(土)から5日(水)まで、生活振興環境委員会の視察で、水俣市と宮崎市を訪れました。水俣ではリサイクルセンターで、93年から行っている22分別資源化についてのお話を伺い、リサイクル事業者が立ち並ぶ産業団地、相思社の水俣病資料館を訪れ、宮崎では県庁で宮崎ブランドについて意見交換しました。最終日は、個人視察でまた水俣へ戻り、甘夏生産者グループ「きばる」や市立水俣病資料館を訪問。途中、長い闘いの末、今年になってようやく水俣病に認定された緒方正実さんともお会いすることができました。資料館には、水俣病の苦難の日々を伝える、江戸川区の写真家・宮本茂美さんの写真の展示も。案内してくださったのは、元市議で、「ガイアみなまた」の藤本としこさん。今年の地方選で惜しくも議席を失ったとのことで、これからもがんばろうとエールを交換しました。
10日(月)は、生活振興環境委員会による、中央防波堤最終処分場の現状視察。しかし、ここでは、最終処分場より気になることが。昨年12月に稼動開始した最新鋭の灰溶融炉において、5月にスラグ(焼却灰を熱処理して建築材などに使う)から基準値より96倍にも及ぶ鉛を検出、9月には排ガス中の水銀濃度が基準値の9倍になるなど、度重なる事故で現在4基すべてが停止しています。この施設には、灰溶融の機能を持たない清掃工場の焼却灰や飛灰が運ばれていますが、江戸川清掃工場のものも処理されているのです。廃プラ焼却の影響はないのか、今後も要チェックです。
12日(水)の都市計画審議会では、その廃プラスチックリサイクルのための中間処理施設を臨海町6丁目に建設することについての審議。規模が大きくないため、都市計画決定の対象とはならず、縦覧もないとのこと。図面には排水のことが記入されていなかったため、不燃ごみの井草中継所周辺で起きた杉並病のことを例にあげ、「なくてはならない施設なので、事業を開始してから何か問題が起きては困る。安全性には十分な配慮を求める」と意見を述べました。
そして、第3回定例会が19日(水)に開会。会派を代表しての私の質問も21日(金)に終りました。こうした今月の活動も踏まえ、3つのテーマで質問しましたので、次回からそのご報告を。
↓緒方正実さんの手による祈りのこけしの前で。市立水俣病資料館にて。右は案内してくださった藤本とし子さんと「ガンバルゾー!」