「江戸川区平和運動センター新春の集い」に、新村さん、藤居さんとともに参加しました。前にもご紹介したとおり、このセンターは、区内における草の根の平和運動を守るために、イデオロギーにとらわれず、平和運動を啓蒙・実践することを目的に昨年1月に設立されたものです。
江戸川区からは高崎副区長、また、世代を結ぶ平和の像の会、親江会(区内の被爆者の会)をはじめ、平和を願う、地域のさまざまな団体から参加がありました。
ご挨拶の中で、江戸川法律事務所の鈴木篤弁護士は「憲法といえば、『平和』だと思うだろうが、まず大切なことが『人権』ということ。基本的人権が尊重されれば、武力の行使などは起こりえず、自ずと話し合いによる平和的な解決になる。」と話されました。
もう随分前に憲法を学んだ時、日本国憲法の三大原則は「国民主権」「基本的人権尊重」「平和主義」であるのに、なぜその原理が宣言されている前文に「基本的人権」という文言がないか、という議論がありました。第一段は「国民主権」、第二段は「平和主義」、第三段は「国際協調主義」、そして第四段が宣言になっています。その時、「基本的人権の尊重はすべてのことの基本であり、明文化するまでもなく当たり前のことだから。」と納得したことを改めて思い出しました。
さて、2008年の江戸川ネットとしての最初のイベントは、明日20日(日)午後2時から、その鈴木篤弁護士を迎えて、「憲法と私たちの暮らし」をテーマにした憲法学習会第二弾です。場所はネット事務所隣りの「市民ファーム」。ぜひお気軽にご参加ください。
また、「平和運動センター」の直近の活動は、毎年恒例、3月2日(日)の「下町平和行進」。北葛西の安楽寺から、途中、東小松川の泉福寺での休憩をはさみ、小松川の文書庫まで、戦争の爪あとを確認しながら行進するものです。一昨年は小雪が舞う中(3月なのに!)、寒風吹きすさぶ小松川橋を背中を丸めて歩いたのですが、昨年はとても暑い日で(3月なのに!)、みんな額に汗し、腕まくりをしての行進に。平和を祈りながら、気候変動を実感するという、21世紀の地球規模の命題「平和」と「環境」に、図らずも同時に思いを寄せる一日となっています。
ご一緒に歩いてみませんか?