質問)江戸川区の花火大会は、120万人もの見物客が訪れ、夏の一大イベントとなっているが、江戸川河川敷の会場一帯は、環境省や東京都が指定する絶滅危惧種植物の群生地。その中でも、湿地の開発や薬剤散布などによって急激に減少している「ミゾコウジュ」については、都内では江戸川のこの場所が今や唯一の群生地と言われている。今年7月には、この地に「篠崎ビオトープ」もつくられた。しかし、花火大会に際しては、「消防法」の定めにより、火災防止のためにこの一帯の刈り取りが行われている。今年は環境NPOの働きかけによって、希少植物を柵で囲い、保護すべき植物を刈り取らない措置がとられた。今後は、花火の打ち上げ場所を若干下流に移動させることで、刈り取りそのものを回避できるのではないか。
産業振興課長⇒8号玉を打ち上げる関係で、今の場所からだと若干ビオトープにかかる。関係者と今後どういう形ができるのか。みんなが共有できて楽しめる文化として、今と同じような形でできるよう工夫していく。
意見)環境保護にも一層の配慮をした花火大会になるよう要望する。