国民から突きつけた政治への通信簿

選んだ責任、忘れないで

政治の主役は市民であり、その道しるべを示す選挙の主役も市民です。しかし、4年前の総選挙の主役は小泉さんその人であり、国民は小泉劇場の観客にまわっていたと言えます。その行動が大きな間違いだったと気付いた多くの有権者の行動が、また、今まで投票したことのない人々の行動が、政権交代の扉を開けたと言えるのではないでしょうか。

『政治とは、予算や政策の優先順位を決めること。人が大切にされる政策こそが優先されなければならない。そして、そこに必要なのは、官僚の視点ではなく、生活者の視点。これまでの政治ではなく、生活が第一の政治。』

『今回は、投票によって、政権を選択すると同時に、これまでの政治の通信簿を国民の側からつきつける、そんな時でもある。』

『2年前の夏、国民の手で参議院での与野党逆転を果たした。そして、この7月の都議会議員選挙でも、都議会の勢力図を大きく塗り替えた。ホップ、ステップときた今、この総選挙において今度こそ国民が確かな選択をし、政権交代を果たすことで、大きくジャンプしよう!』 
選挙終盤では、街頭でこう呼びかけました。

予想どおり、小選挙区比例代表並立制になってから最高の投票率。女性議員が増えたのも嬉しいこと。

圧勝した民主党の手腕が問われるのはもちろんですが、政権交代を選んだ有権者も、投票したら終わりではなく、自らの投票行動に責任を持ち、生活者の声を積極的に発信することで議員との信頼関係を築き、新しい政治の行方を見守る、この姿勢を忘れてはなりません。

「小泉さんは、自民党をぶっ壊す、と言ったが、壊れたのは国民の生活だ」とは、よく言われたこと。下野した自民党について「歴史的惨敗」「落日」「壊滅的」などの報道を見ると、小泉さんの公約、ついに実現か?!・・

初めて投票に行ったわが家のハタチ男子。その夜、麻雀に集合した同級生全員が投票権を行使していたそう。政治が変わるはずだ。
上に書いたこともよろしくね、若者たちよ。