議員の任期を終えました

新しい一歩をすすめます

 本日をもって、区議会議員の任期を終えました。
 
 9年前、地域で3人の子育てをしていた私に舞い込んだ候補者の話。選挙に出るなど全く考えられず、到底できないと、受け入れることができませんでした。半年後、ようやく、自分を必要としてくれる人の気持ちに応えることが自分のすべきこと、と気付かされたことが、今日へのスタートとなりました。

 当時、江戸川区に住んで14年。子育てに追われながら、PTA活動と生協活動を少しお手伝いしていた程度の私が何とか今日を迎えられたのも、多くの方々にご指導いただき、そして支えていただいたからこそと深く感謝申し上げます。

 政治は暮らしを豊かにする道具。ならば、生活者の声、当事者の声が反映されなければ。生活や地域の中の問題を市民政策にまとめ、そこに関わる人と一緒に解決する。議員は、そのための市民の代理人。誰かにお任せにせず、みんなで考え、行う政治。そこに職業としての議員はいらない。だから、議員の交代制をとる—。今回、この交代が果たせず、4年後の大きな宿題となりました。

 前に向かうため、4月29日(金)、東京・生活者ネットワークが実施した研修に、堀場りさ子さんとともに参加しました。内容は「議会と地域活動をつなぐ」ワークショップ。そしてテーマは災害対策。課題の現状把握から解決方法の考案、そして政策化へ、という流れの中で、政治集団である生活者ネットワークの役割は企画とコーディネートであり、市民とともに活動することで広い視野を持つ、そして議員は市民代表の権利を行使する—。政治組織である以上プロ意識を持ち、生活者ネットワーク・市民・議員の役割をきちんと区別することの重要性を改めて確認しあいました。

 新しい一歩をすすめるにあたり、みなさんからのご意見、ご提案をぜひお寄せいただければと思います。