参加と自治の政治を前へ
先の区議会議員選挙で江戸川・生活者ネットワークは、4年前に失った議席を取り戻すことができ、さらに4度目の議員のローテーションを成功させることができました。記念すべき、設立25周年の今年、6人目と7人目の女性議員の誕生です。本西みつえ、伊藤ひとみのHPをご覧ください。
今回のスローガンは、「ひとりにしない子育て・介護―支えあい分かちあう地域社会へ―」。1990年代に私たちが訴えた「生活転換!子育て・介護は社会のしごと」の延長線上。子育て・介護の社会化はすすんではきたものの、まだまだ、と実感させられたのが、「ひとりにしない子育て・介護」というスローガンへの男女の評価の違いです。
「ほんとにそう!」と共感する女性たちに対し、男性からは「何を言いたいのか、わからない」の声が。女性の社会参加が求められる一方で、女性を家庭に縛り付けてきた子育て・介護の社会化が叫ばれてほぼ四半世紀。なのに、一方の男性は未だ実感を持てないよう。このことへの意識の差異、格差はいつになったら解消されるのか。
昨今よく使われる「格差」という言葉。経済格差、教育格差―、これって本質を表しているのか。「格差社会」は、端的に「不平等社会」と言ったらいけないのか。
まわりくどい言い方のもうひとつの代表格が「男女共同参画」。「共同」ではなく、あくまでも「男女平等」と言うべきでは? 基本、「男女平等」にない状態で、「共同」も何もないのでは? 事実から目をそらそうとし、攪乱するかのような言葉使いは、何より政治の場で、まずやめてほしいもの。
「安心・共生・自治」。「ひとりにしない子育て・介護」。生活者、当事者の意見が尊重される政治を、前へ。
*生活者ネットワークの選挙結果はこちらから。