人権の尊重・自然との共生はどこへ~「スーパー堤防パネル展示@アースデイ東京2024」

「スーパー堤防問題を考える会」は、4月13日(土)、14日(日)、代々木公園で行われた「アースデイ東京2024」に5年ぶりに参加しました。

「水源開発問題全国連絡会」「八ッ場あしたの会」「東京の水連絡会」のご支援により、ブースの一角をお借りし、パネル展示を行いました。

今回、メインで訴えたのは都立篠崎公園地区の現況について。

 「激変 地球沸騰化の時代にスーパー堤防事業で3,000本の樹木伐採」

 「人も鳥もタヌキも住処を追われる」

 「基本的人権の尊重・自然との共生はどこへ」

アースデイ2024のサムネイル      

足を止めてくださった方々の中には「昔、子どもがここの幼稚園に通っていた」「実家が篠崎」といった、以前の現地をよくご存じの方もいらっしゃいました。

まるで爆撃を受けたかのように、豊かな緑がすっかり無くなってしまった写真を見て、「信じられない光景」「体が震えるほど驚いている」といった声が聞かれました。

スーパー堤防の盛り土のために、そこに住んでいる方々は住まいを壊さなければならないという事業手法については、改めて疑問の声が上がりました。

「スーパー堤防ではなく耐越水堤防の採用を求める」署名活動に協力してくださった方の中にはお隣りの江東区の方も。荒川下流の江東区も事業計画エリアであり、小池都知事が今年最初の都議会で「TOKYO強靭化」の方策としてスーパー堤防を進めると表明したことを伝えると「まったく知らなかった。それは大変なこと」と驚かれていました。

2009年、民主党政権下の事業仕分けで一旦廃止と判定された時は大きな話題にもなりましたが、その後、国交省が巻き返しを図り、首都圏の江戸川・荒川・多摩川、大阪圏の大和川・淀川の下流域で実施することに。とは言っても、部分的な整備にとどまるため、同じ区に住んでいたとしても、対象エリアの住民にならない限り、よく知らないというのが現実です。

下流域は人口密集地域。住み慣れた自宅を壊さなければならなくなる人々は相当な数に上ります。今の時代に、こうした公共事業が必要なのか。税の投入は適切なのか。

多くのみなさんに、本事業の数々の課題を引き続き知っていただくことが大事だと思います。

こちらもご覧ください。アースデイ東京2024に出展しました – 東京の水連絡会 (fc2.com)

音楽でもアピールする「スーパー堤防問題を考える会」の渡邉さん