開票立会人を務めました~報告①

   参議院議員選挙投票日の21日(日)は、総合体育館にて、開票立会人を務めました。選挙区は、定員3名~10名のところ、11名の応募があり、事前のくじにより10名に。比例区の立会人は6名でした。 

 比例区は今回162人が立候補。政党名と個人名、両方での投票ができることから、確定作業は非常に複雑。両区ともすべての票が確定されるのはいつも翌日となり、今回も立会人の解散は午前4時。前回よりも長引きました。立会人受付は午後7時30分でしたので、8時間30分のお務め。報酬1万1千円が支給されました。

 午後8時の投票締め切り後、所定の作業が済んだところから、1箇所2つ(選挙区と比例区)の投票箱が運ばれてきます。62の各投票所の箱に加え、区民館での期日前投票などの箱を加えると、69カ所×2、計138の投票箱が。衆議院議員選挙では、江戸川区は東京16区と17区(小岩・上一色が葛飾区に)に分かれますが、参議院選挙では江戸川区全体がひとつの選挙区です。 

 開票立会人の最初の仕事は、これらがすべて開票所に運ばれたかをチェックすること。期日前の投票箱はすでに体育館別室に運ばれているので、午後8時過ぎにこれらが開票所の中へ。そして、投票締め切りからわずか8分後の8時8分、鹿本小学校(松本2丁目)の投票箱が到着。総合体育館(松本1丁目)に至近の投票所です。8時20分頃からは続々と集まり、最後は8時44分、小松川第二小学校から。開票所に比較的近い小学校ですが、有権者も1万人を超すところ。午後8時の時点で、投票所の敷地に入っていれば投票できるため、運動場を駆け抜け、滑り込みセーフで投票された方が多かった? ちなみに、有権者数の最も多い投票所は葛西中学校の15695人、最も少ないのは篠崎第5小学校の3392人。区の総有権者は533542人。 

 次の仕事は、その箱が今度はすべてからになったことの確認作業。 

 午後9時開票作業スタート。箱から出された投票用紙は、他の投票所の票と一緒にされ(投票の混同)、きれいにそろえられ、分類機に。そのあと、係の人の目で点検し、100票ごとに計数、さらに500票の束に整理され、これを立会人がチェック。そして得票計算され、候補者ごとに票の束が積み上げられていきます。メディアの予想で、当確あるいは当選圏内とされた、自民2名、公明、共産、維新の各候補者の積載場所はすでに広い間隔に設定されていました。  

 開票所では、観覧席にて誰でもその様子を見ることができますが、さすがに地方選挙と違い、テレビやラジオ速報があるためでしょう、観覧者はほとんどいません。その中で、観覧席に脚立を立て、その上から双眼鏡で開票作業をウォッチする人が2名。NHKの取材だそう。事前の状況取材や期日前の出口調査、当日の出口調査に加え、開票現場での票の出方を見極めた上で「当確」を打つ。「災害と選挙のためのNHK」と聞いたことがありますが、さすがに緻密。 

 開票所では速報報道は見られませんが、幹部職員がNHKのラジオ速報を聴いており、私たちにも伝えてくれました。昨年、原発都民投票条例制定を求める直接請求でともに頑張った山本太郎さんが大健闘。積載場のあの間隔、ちょっと狭過ぎましたね。