東日本大震災を受け、情報を共有したり、不安を出し合ったり、未来を語り合ったりしつつ、地域でできることを考え、実行したいね・・といった趣旨の会。とにかく毎月11日頃、とりあえず集まり、顔を合わせ、語り合う、中には飲み明かすグループもいる?ゆるやかながらも有意義な会です。日曜の夕方でしたが、今回も20人ほどが集まりました。
やはり話題は放射能汚染。まず、チェルノブイリ原発事故のときにガイガーカウンターを持ち始めたという、区内で環境活動に携わる佐藤さんから、これまでの計測報告が。佐藤さんのデータは、放射線から身を守るための市民のネットワーク「R−DAN(Radiation Disaster Alert Network)」のHPで見ることができますが、福島第一原発事故後、区内の自宅や一般道などではこれまでの2倍の0.2μ㏜/h台で推移、荒川河川敷地表面では最大0.52μ㏜/h、自宅の雨水桶では最大1.15μ㏜/hを計測したといいます。
折りしも前日は、「脱原発100万人デモ」が実施された日。江戸川区でも「足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ」の呼びかけで、正午の葛西駅風車前を皮切りに「えどがわ未来ウォーク」を敢行。途中、東大島駅付近の荒川河川敷では、0.9μ㏜/hという高い数値が検出された、という報告が参加者からありました。午後6時、新宿での全国集会に繰り出した参加者の報告も。
私は、この日、地元・小松川在住のインドの方々と、放射能対策について情報交換したことを報告しました。
彼らは、旧中川をはさんで小松川の目と鼻の先にある「大島小松川公園わんさか広場」で1500㏃/kg、江東区のグランドで2300㏃/kgという高い数値が検出されたこと、それが新砂にある都の「東部スラッジプラント」の影響ではないか、と推測されていることについて、被災地で出た処理物が焼却されているのではないか、という心配をしていました。データについては「江東こども守る会」のHPに詳細が掲載されています。
そもそも福島県の処理物は区域外に持ち出せないことになっており、インドの方々が心配している事実はありません。
都は5月に2度、スラッジプラントも含め、都内の水再生センターの汚泥についても初めて放射線を測定・公表しましたが、ここからの大気への放出、飛散のおそれが払しょくできない中では、やはり定期的な測定を実施し、十分な説明をしていくことが必要です。区内にある葛西センターもかなり高い数値が出ています。