若い力で未来を切り拓こう!

成人式に参加して

→開式前の会場内 

成人の日の今日、江戸川区でも成人式が行われました。
  区内の新成人は昨年より多い6208名。例年、地域別に午前と午後に分かれての開催ですが、私は地元の小松川・平井地域が対象となる午前の式典に参加。新成人代表に立った北小岩の内田君は「亡くなったじいちゃんは腰痛持ちで、マッサージをしてあげるととても喜んでくれた。今は働きながら鍼灸士の勉強をしているが、トップアスリートに施術して、最高のプレーを引き出すのが夢。人の役に立てる人になりたい。」とさわやかに抱負を述べました。先輩達が築いてきた厳粛な式典の伝統を、見事に受け継いだ江戸川区の新成人たちの姿勢はとても立派でした。

  式典では毎年、主催者や来賓挨拶の中で、両親に感謝を、というお話があります。実は私も今年、新成人の保護者のひとりなのですが、この言葉を聞くたびに思うのは、子どもを産み、その育ちを見守り、ともに過ごす中で、私たち親は、自分だけの人生では決して味わうことのできなかった喜びや豊かさを経験できているということ。こちらのほうから子ども達に「ありがとう」と言わなくちゃ、ということです。コノヤロー、と思うコトももちろん多々あるのですが(おそらくお互いに)。

  新成人はまさに21世紀の主役ですが、大不況の波はいやおうなくふりかかり、政治の迷走が追い討ちをかけます。海の向こうでは、あと9日でオバマ新大統領が誕生。聴衆のハートに響くそのスピーチには定評のあるところですが、スピーチ原稿作成は27歳を中心に20代と30代が担当。主語に、Iではなく、Weを多く使う提案をしたのも彼らであり、オバマ氏の考え方、政策、その語り方までを熟知した若きライターたちが、最大の効果を上げるスピーチを練り上げているといいます。若い力を味方につけて、大国アメリカがまさに変わろうとしています。
 日本でも若者が活躍できる環境をつくらなければなりません。日本の政治に決定的に欠けているのは若い世代の意見。小泉劇場ではみんな観客だったけれど、これからは社会の主役たちが監督、脚本、演出、そして文字通りの主役を務めなければ。当事者の心がわからない世代が今までどおり、社会のルールを決めているのでは、閉塞感からの脱却はムズカシイ。自分の中にインプットした力を、今こそさまざまな場面でアウトプットしよう。
 Yes, You Can!!