「100年に一度」とも言われるアメリカ発の世界金融危機は、経営・雇用から消費行動まで市民生活を直撃。「消えた年金」は依然として宙に浮き、今後ますます必要とされる介護や医療体制におけるさまざまな不安など、国民のセーフティネットは揺らぐ一方です。
そんな中で迎えた2009年は、政治を立て直す年。
衆参ねじれ国会で、生活者には到底理解できない政治の実態が次々と明らかになりました。不正やムダの事実に気付いた市民は、それを確実に改善する政治に転換させるために行動しなければなりません。今年の総選挙がまさにそのときです。
また、7月には東京都議会議員選挙が行なわれます。
地域政党「生活者ネットワーク」では、現在区議・市議合わせて50名の議員が都内で活動をしていますが、都議会にも1985年から議員を送り、市民の議席を獲得してきました。議員数が少ないとは言え、食の安全や化学物質対策など、都民の生活や健康に直接関わる問題は「食品安全条例」制定や「化学物質の子どもガイドライン」策定など、ネットの提案が都政を動かしてきたと言えます。私がネットの活動をするようになったきっかけも、出産・育児を経験する中で、子どもたちの身体をつくる食べ物の重要性に気付いたからです。そして、その思いは、子どもたちがのびのび育つ環境をつくりたい、年をとっても住み慣れた地域で暮らせるようにしたい、と次々に広がっています。
さらなる市民参加と情報公開のもと、行政と市民の協働をすすめ、スポーツにたとえるなら、あっちとこっちに分かれることなく、みんながピッチを縦横無尽に走り回るサッカーのようなまちづくりを目指していきます。
「衣食住」から「住・食・医」へ。今年もどうぞよろしくお願いします。
*全国高校サッカー選手権が始まっています。東京B代表・國學院久我山高のキャプテン・高橋選手は小松川三中出身。U-17日本代表の経験もある守備の要。とはいえ、代表を勝ち取った都大会決勝点はセットプレーからの彼のヘディングシュート。2日の初戦に期待!東京A代表・帝京高のDF伊藤選手は西葛西中出身。PK戦で初戦敗退したものの、横浜FCへの入団が内定しているそう。区内で育つ若者の活躍が嬉しいですね。