〜子どもの目で見た〜「小松川・子ども あんぜん マップ」PARTⅡ

 小松川地域は30年に及ぶ都の再開発事業が平成17年度をもって終了する予定です。まちの完成を前に、子どもたちと4月から7月まで6回にわたってまちウォッチングをして、まとめた「小松川・子ども あんぜん マップ」、もうご覧いただけましたか?
 地域の住宅に全戸配布したほか、地域の小学校や幼稚園・保育園、区民施設や区役所にも持参したところ、土木部の舗道・街路樹・街路灯担当の方から早速問い合わせをいただきました。
     
①点字ブロックのない交差点について → 確認し次第、点字ブロックを設置する。
②舗道上の歩行者と自転車の区分けについて → マークをつけるなど検討する。
③舗道上の車止めポールについて → プランターを置くなど安全対策を検討する。
④舗道の埋め込みブロックがでこぼこになっている箇所について → 直していく。
⑤1丁目パークマンション前の滑りやすい舗道(坂)について → 安全対策を検討する。 
⑥旧中川河川敷の水供給について → 都と相談して、何らかの形で水の確保をしていきたい。
⑦2丁目沿いの自由の広場付近の舗道が夜、暗いことについて → 区の「安全・安心まちづくり運動大綱」に基づき、区内全域で街路灯や街路樹の点検をしているところ。ここのポイントもチェックしていく。
⑧3丁目リバーウエスト前の街路樹が子どもの視界を遮っていることについて → 設置のときに地元商店街から「クリスマスのデコレーションができる木がよい」との意見があり、エメラルドグリーンに決まった。子どもの横断時の邪魔になってはいけないと、底上げをして植えている。が、新たに「千本桜通り商店街」と命名されたこともあり、視界をよくする両面から、今年になってエメラルドグリーンを桜の木に徐々に換えている。エメラルドグリーンも少しは残しながら、秋にもさらに桜の木に換えていく予定。

このマップの特長は何と言っても「子どもの目で見た」というところです。まちは大人によってつくられていますが、子どもたちもまたまちの構成員です。まちづくりは、大人の意見と子どもの意見がうまくミックスされてはじめて「みんなが暮らしやすいまち」と言えるのではないでしょうか。地域のみなさんや区の担当者の方々も「子どもたちが実行したこと」について評価をしてくださっていて、このようにきちんと担当部局が対応してくれていることに、関わった親子ともども充実感を抱いていているところです。
江戸川・生活者ネットワークは、これからも子どもの社会参加をすすめていきます。