4月29日に区内6箇所で開かれた江戸川区の「緑のフェスティバル」。平井運動公園のメイン会場では「下平井水辺の楽校」の新池開きが行われ、私と藤居あき子、そして佐々木みきも参加しました。
「水辺の楽校」は平成8年から行われている国土交通省のプロジェクトで、環境学習や自然体験活動のフィールドとして、身近に存在する川に注目。国交省は水辺での活動を安全かつ充実したものとするために必要な整備を行っています。
今回開かれた新池は、潮の満ち干きを利用した人工池。木製の防波堤で岸以外の三方を囲んでいるため、満潮時は完全に海水につかり、潮が引いた時には、岸との間が池になるというもの。安全に生物観察や水辺遊びなどができるようになっています。日本各地に「水辺の楽校」は数々あれど、河川の中に人工池を作る取り組みは江戸川区の下平井が初めてです。当日は最高のお天気で、子どもたちは早速ハゼやエビなどを捕ったり、ボート遊びをしたり、新池を満喫していました。
大都市・東京が抱える問題の中で、特に「ヒートアイランド」については、水と緑を都市の中に再生していくことが大切です。自分達が暮らすまちの問題、身近なことに対するこうした意識は子どもの頃から身につけたいもの。私たち、江戸川・生活者ネットワークも10年前から荒川のゴミ調査や水質調査、またクリーンアップ活動など、子どもたちとともに自然を取り戻す地域活動に取り組んでいます。今回新たに水辺のフィールドができ、さらに自然と親しむ中で、自然の保全や自然再生の重要性をもっと多くの子どもたちが感じ、そして一緒に実行していってほしいと願っています。