放射能汚染・教科書から子どもを守る

市民・区議会・区教委

9日(火)、毎年恒例の「反核キャンドルデモ」に参加しました。

このキャンドルデモは、ヒロシマ、ナガサキでの被曝経験を心に刻み、今なお世界で核兵器の脅威にさらされている、また、原発事故の影響に苦しんでいる方々に思いをはせ、世界で唯一の被爆国として、反核の声を地域から絶やすことなくあげ、世界恒久平和をめざすために行ってきたものです。

しかし、今日の日本では、新たな被曝の恐怖と対峙することを余儀なくされ、将来にわたって、さらに尽きることない不安を抱かなければならない局面にあります。

かつての被爆は他国の武力攻撃によるもの。一方、今の被曝は、日本自らの国策によってもたらされたものです。この惨状は、自らの選択が引き起こしたものであり、被災地の国民のみならず、諸外国にまで放射能の不安を抱かせる当事者になっていることを強く心にとめなければなりません。その意味において、今年は、改めて「脱原発」への思いを強く意識したデモとなりました。

さて、この日は、区議会福祉健康委員会にて放射能関連の陳情が採択されました。詳しくは堀場りさ子のHPをご覧ください。

また、午後は、区教育委員会が開かれ、中学校の教科書採択が行われました。私も傍聴の申し込みをしましたが、定員20名に69名の応募があり、抽選に。結局はずれてしまいましたが、傍聴に入られた区内の教育関係者に話を伺ったところ、「懸念されていたことは全くなく、大変まっとうな議論が展開されていて安心した。特に保護者枠の委員が積極的に意見を述べていた」ということでした。市民参加、やはり重要です。

ところで、HPによる区長部局の情報提供が進む中、江戸川区教育委員会の議事録はHPで見ることはできません。情報公開請求されれば応じる、というのが現状。傍聴ができるのなら、わざわざ請求されなくても、情報提供してしかるべきもの。改めて問い合わせたところ「教科書採択の時以外は特にニーズがなく、HPに掲載するための手間をかけるのはどうか」という考えだそう。今は、情報公開、というより、提供の時代。学校教育にまつわる案件の決定は多くの人の関心事。決定する委員の考え方、委員同士の議論など、決定のプロセスを見える化すべき。速やかな改善が必要です。