スーパー堤防事業がもたらす災い~江戸川区スーパー堤防差止訴訟判決報告集会

1月25日(水)、判決後に衆議院議員第二会館にて裁判の報告集会が持たれました。

渡邉拓美さん撮影の集会を、ジャーナリスト・まさのあつこさんが以下、公開されました。その動画をご覧ください。

■「スーパー堤防事業の問題点」

・嶋津暉之さん(水源開発問題全国連絡会共同代表)<スーパー堤防事業の廃止を求めよう>

・石崎勝義さん(旧建設省土木研究所次長)

「有効な耐越水堤防がダムやスーパー堤防のためになされない。国交省職員からも、スーパー堤防事業は説明できない、やりたくないと聞いている。鬼怒川水害については日弁連が出した『鬼怒川水害に関する調査報告書』をご覧いただきたい」

・常総市鬼怒川水害被害者の方

「堤防建設が放置されてきた。鬼怒川水害は人災。国交省の無作為による過失であり、謝罪、損害賠償を求めていきたい。災害関連死は6人。1年4か月たったが、東北と同じで、命、生活、生業の危機の真っただ中にある。」

・渡邉拓美さん(地質研究家)「スーパー堤防事業がもたらす災い」

・国会議員のみなさんのごあいさつ

■江戸川区スーパー堤防差止訴訟判決報告

弁護団:福田健治弁護士・伊藤真樹子弁護士・杉田敬光弁護士

原告団:高橋新一さん 高橋嘉子さん 宮坂健司さん

高橋さん「判決は、要はあそこの場で中身を話せない内容なのだ。なぜ『管理』でスーパー堤防ができるのか、わけがわからない。危ないところを優先的に早く安全にするよう、まともな治水を。これからまだまだ闘っていく。ご支援お願いします。」

宮坂さん「何のためにみんなでやっているのか。司法は最後の砦のはず。どうやったらろくでもない事業が止まるのか。私たちのような無念の思いを増やさないためにも、今後ともご支援をお願いします。」