等身大の議会改革②

2009年8月2日 11時48分 | カテゴリー: 議会改革

江戸川区議会の現状と今後

検討してきた傍聴者への資料提供については、ご報告してきたとおり、9月の第3回定例会から実現の運びになりました。

陳情・請願資料については、先月末に全会派の合意がとれ、正副委員長案が示され、原案どおりでいくことに。具体的には、左右に分かれている傍聴席(各5席)にそれぞれ一部ずつ閲覧ファイルを置き、委員会終了後、持ち帰りたい資料については、1枚10円でコピーをしていただくことになりました。

傍聴者が多い委員会もあるので、閲覧ファイルの数は一委員会二部と決めるのではなく、臨機応変に対応できるようにすべき、と主張しましたが、課題はそのときに検討すればいいとの意見が大半で、とりあえずはこのルールでスタート。
資料をHPでアップすれば、コピーの手間もお金も省けるので、委員会終了後にアップしてはどうかと意見を述べたところ、委員会議事録のアップは2ヵ月後なのに、資料だけを先に出すのはいかがなものか、という意見が。そこで、①現状の2ヶ月を短縮する工夫をすべき ②それとは別に資料アップは迅速に と主張しました。区長部局が行なう市民参加の検討会などでは、検討中の資料をすべて公開している場合もあります。住民の代表の集まりである議会だからこそ、情報公開は積極的に行なうべきです。

また、執行部報告や所管事務関連の資料提供についても、私たちは当然提供すべきと主張していますが、資料が一人歩きしてはいけないなど、ワケのわからない意見も。傍聴者の方は、すべて耳で聴いているわけで、メモをとっている方もいます。これはよくて、紙ベースを目で見るのはいけない、など意味不明。傍聴に見える方は、ほとんどが陳情関係者で、その行方を知るために見えるのでしょうが、区政の最新の情報を知ることにもなり、他のことについても関心を持っていただけるいい機会です。執行部が議会に資料を提出するということは、すなわち区民に提出するということ。その資料を、議員が、区民に見せるのはどうか、と言うなど論外では? うろ覚えのものが伝わる方がリスキーで、資料を見ていただく方がきちんと正確な情報が行き届くというものです。

検討小委員会は議会運営委員会のもとに置かれているため、議事録公開の対象になっていないので、どのような議論の結果なのかを正式に伝える場がないのはやはりよくありません。

開かれた議会、住民に役立つ議会にしていくための議会改革であるはずなのに、あれはイケナイ、これもイケナイ、という意見がいまだ飛び交い、何のために議論しているのか、わかった上で参加しているのだろうか、と思わされることもしばしばです。

今までに検討したけれども実現しなかったものは2つ。対面式と一問一答式です。私はその当時委員ではなかったのですが、対面式は新宿区議会を視察に行った結果、特に実効性がないと判断された、一問一答式は、時間内であれば現状、自席で2回まで再質問できるため、やはり必要性がない、という結論だったということです。
先の全国交流会議で報告された「全国自治体議会運営に関する実態調査2009」では、一問一答式は、昨年より4.7%増えて51.1%と過半数を超えました。住民にとっても争点と応答がわかりやすく、「議論をする議会」の前提のひとつと考えられます。再検討することも必要です。