不登校の子どもたちが通う「教育・学習相談室」

学習・スポーツ・植物栽培・地域活動・宿泊行事

→毎日の授業は、10時からお弁当をはさんで3時間目まで。学区の生徒と通学時間が重ならないように時間差登校になっている。居住地区の相談室より他地域の教室を選ぶ生徒が多いそう。

不登校の児童・生徒が一日も早く学校に復帰できるように学習面のサポートや適応相談活動などを行う「学習・教育相談室」が、区内には6箇所、南小岩・平井・船堀・東篠崎・西葛西(2箇所)にあります。12日、ネット政策委員の新村いく子さんと平井の相談室を訪問しました。平井では現在、常時通学している生徒は9人。英語の授業を参観しましたが、想像以上にみなさんとても楽しそうで、嬉しい驚きでした。

英語の先生は、民間から教育委員に任命された高橋さん。任命されたとき、何か子どもたちのためになることをと考え、不登校の子どもたちと楽しく英語を学ぶことを実践されています。教科書とは違うプリント教材は、アルファベットの穴埋めや、単語と絵のマッチング、英語で指定された色を使ったぬり絵など。個々の学力が異なるため、授業のすすめ方も難しいと思われますが、随所に楽しめる工夫が凝らされています。授業のあとは、部屋を換えて先生とお茶しながらのおしゃべりタイム・・。みんなリラックスして、なかなかいい雰囲気です。

「授業時間が10時からと時数が少ないため、学力面に心配も」「学校復帰のためにはやはり在籍校との連携が重要。さらにここだけではなく、もう少し枠を広げたスペースも必要」。室長の葛西先生のお話を伺い、具体的な課題も見えてきました。議会質問につなげていきます。