資源化推進区の江戸川区、どうなってるの?

地域のお祭りから、恒例の分別クイズがなくなった!

  毎年恒例の地域のイベントに参加したときのこと。

  地域の方々によって構成される「環境をよくする地区協議会」には4つの部会があり、そのひとつに「リサイクル推進部会」があります。家庭から出るごみの減量と資源リサイクルの推進を目標に、家庭でのリサイクルの推進を、実践的な活動を通じて啓発してくださっているのです。このお祭りでも、リサイクル紙芝居やごみ分別クイズなど、身近な話題での啓発が続けられていました。しかし部会の方と話していたら「今年もやるつもりだったのにできなかった」と言うのです。なぜ? 「サーマルリサイクルがもうすぐ始まるので、区から今年はやらないようにと言われたから」という話にはビックリ。耳を疑いました。

  2008年度からサーマルリサイクルが始まれば、これまで不燃ごみだったもので可燃ごみまたは資源ごみに移行されるものも確かに出てきます。しかし、江戸川区はこれまで以上のリサイクルをすすめるとし、現在の缶やびん、紙のほか、ペットボトルはこの12月から全区で集積所回収が始まります。そして容器包装プラスチックにおいてもできる限りの資源化を図ろうと、たとえば卵のパックやカップラーメン容器、ペットボトルのキャップやシャンプーなどのボトル、きれいなレジ袋などは分別回収の方向で計画がすすんでいるのです。まだ決定ではないとはいえ、これからますます資源化に力を入れていくことは間違いありません。資源を循環させる、そのためには分別が必要であることは、たとえシステムが変更されても変わらない真実です。今回、一時的であるにせよ、区民の意志があるにもかかわらず、区の意向によって啓発活動が阻まれたという事態に大きな危惧を覚えます。

  今年の4月、区の「清掃・リサイクル課」が「清掃計画課」へと名称変更されました。「リサイクルという言葉がなくなったということは、これからはサーマルでどんどん燃やすぞ、ってことじゃないですよね?」と私が担当の方に聞いたら、「リサイクルは3Rのいちばん下だから使わないんですよ」と言っていたのですが、まさかまさか、江戸川区に限って掛け声だけなんてことはないですよね〜?(他区では意外にあるようなのです、これが)
  合言葉はあくまでも「資源化なき焼却はなし!」。
  啓発活動にはますますがんばらなくちゃね!

↓9/3、地元の防災訓練に参加。通報訓練と消火訓練の様子。大災害のとき、行政からの支援は3日目からと言われています。まずは普段からのコミュニケーション、身近なところでのたすけあいが大事ですね。